虫歯治療
虫歯とは、虫歯菌が歯に付着し、そこで繁殖をしながら砂糖や炭水化物を発酵させて酸をつくり、その酸が歯を溶かしていくことで起こります。
従いまして、虫歯治療というのは基本的には「虫歯菌を壊滅させて」「歯の失われた部分を様々な手段で埋める」という治療となります。
虫歯治療は痛いものと思われがちですが、できるだけ痛みのない治療を行うことができます。麻酔注射が痛い印象がある方も少なくないかもしれませんが、それもかなり無痛に近いくらいです。
虫歯の進行
C3などの段階になると、神経を抜くのが一般的です。
しかし、神経を抜くというのは実はとてもおおきなことなんです。ただ、痛みを感じられなくなるわけではありません。
どういうことかというと、神経と一緒に「血管」が通っており、それも一緒に取らなければいけないからです。
歯も組織ですから栄養が必要です。栄養によって健康を維持します。
ではその供給源である血管がなくなってしまったら…言ってみれば「根っこを失った、枯れ木」です。こうなってしまうと、
- 歯の咬み合わせ
- 身体のバランス
- 消化器官の健康
などに大きな影響をあたえることがあります。
「抜かずに治す」歯髄温存療法の勧め
〜 できるだけ神経を残して歯を抜かない 〜
神経を取るということは、歯に栄養を送ることができなくなるということ。なぜなら、神経を取るということは、一緒に並んでいる血管をも取るということだからです。
歯に栄養を送るための血管を取ってしまえば、その歯は枯れる一方。そして周りの歯にも悪い影響を及ぼします。
一番いいのは「自分の歯を残して治療すること」です。
「でも、それができないから神経を抜いているんじゃ…」と思われたかもしれませんが、今の最新技術を使えばそんなことはないんです。ご興味のある方はこの先をご覧ください。