一方、たとえ歯科医が妥当な治療だと判断しても膨大な費用を負担をするのは患者本人。
- ●氏は治療計画に記された、ある言葉に疑問を呈した。
「一生歯を残す、という言葉はダメですよ。この歯科医は詐欺師だと言われても仕方がありません。だって、 “ 一生 ” と書いてあれば、患者は安心してサインしちゃいますよ。確かにインプラントは虫歯にならない。でも歯周病にはなる。医者の根本の倫理観をなくしていますね。」
考え方の違いですね。インプラントをやらない先生が必ず言うことですが、私達の医院では基本的にインプラントは自分の歯を残すためにおこなう治療法の一つです。インプラントになるならないは、何か原因があったはずです。それを私達がどう考えて、どのように残していくかと言う事が大切なのです。総義歯になってしまった人が咬めなければ身体にいろいろな影響が出てきます。それをどのように対処すれば全身の問題を解決出来るか、或いは全身の問題を解決できる可能性があるのかを判断する必要がありますよね。
インプラントを一生残すと言う事ですと、所詮人間の作ったものですからどのくらい持つかどうかはまだ分からないところがたくさんありますよね。研究中の所もあります。
ただ、一生残すと言うことを前提に考えられないのなら予防歯科も必要ないですし、歯科治療も必要ないですよね。それに昔に比べて歯を残せるようになったのも患者さんや人が歯に関して興味をもって、予防の仕方が分かってきているからだと思っています。
最初から歯を残す＝詐欺師ならば、●●氏は歯科医ではなく、単なる歯科のコレクターですよね。
