インプラントとは、外科手術により、顎の骨にチタンで出来たボルト状の「人工歯根」(歯の根っこ)を埋め込む治療法だ。インプラントを入れる部位に麻酔をかけ、歯茎の粘膜から骨を剥がし、ドリルで骨に穴を開けインプラントをねじ込んでいく。インプラントが正しく骨に固定されたら剥がした粘膜を戻し、歯茎を縫い合わせる。6〜8週間で人工歯根と骨が結合するので、それを土台として、その上にセラミックの人工歯根を装着する。
随分と恐ろしい事をやっている様に思えますねぇ。これ何か変な映画を見たその影響でしょうか。一つ大きな間違いがあります。「歯茎の粘膜から骨を剥がし・・」ってありますが、正しくは「骨から歯茎を剥がし」です。いかに取材がいい加減であるか、それとも記者なのに文章を作る能力がないのか。彼らは批判されないからうらやましいです。
話を戻しますが、インプラントの基本的手術は決して難しいものではありません。だって、本当に難しくて人を助けるという根本ならテレビで紹介しますよね。トラブルじゃなくて。
規格化したドリルで削合していきますからピタリとインプラントが埋入できます。
私はインプラントも自分の歯もどちらもドリルを使用して削ります。骨でも歯でも歯科医は人の体に傷をつけて痛みから解放したり、通常の生活を取り戻すことが仕事です。実際、歯を抜いても死ぬ事はありません(事故は別)。肉体的、精神的ダメージは後々出てくる事が多く、それを修復する方が困難です。インプラントの流れはとても怖そうですが、むし歯が出来て歯を削って、神経をとってという方が怖くないですか?
それと根の治療の失敗で根っこに膿が溜まって、それを骨から粘膜を剥がしてその膿を掻き出し、閉じる。そのあとその成功率は70%と聞いた方が怖くないですか?
それだけインプラントは安全に設計されているワケです。ですから過剰に抜いてインプラントをするなどと考えるのが間違っているだけです。
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