仏教にも「聖夜」という
「仏教讃歌」があります。
明治維新の際、
「廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)」という
仏教を完全否定した運動があり
日本仏教が再建を果たす中で
キリスト教の影響を取り入れます。
そして、日本最大の宗派である浄土真宗が
日本仏教界を先導して「仏教近代化」を
推したのです。
見えないものに手を合わせるのは
西洋も東洋も宗教、宗派すべて
関係ないのですね。
では、日本人が手を合わせるのは
どのような理由なのでしょうか?
それは神仏などの目には見えない力や働きへの
畏敬の念(いけいのねん)が加わり
発展したものが日本独自の
「手を合わせること」だと思われます。
畏敬の念とは
「崇高な存在や 権力者などをおそれ敬う気持ち」
とあり 人や神仏のみならず、
大自然や巨大構造物など
壮大で荘厳なものも含まれます。
なんでもかんでも頭を下げるということではなくて
「当たり前の事を当たり前と思わず
生きている事を当たり前とも思わず
自己のおごりの反省」を
表すものだと思います。
私達の本来の姿は、
すべて当たり前ではなく
目に見えない大宇宙の働きかけによって
生かされています。
「申し訳なさ」や「感謝」あるいは
「尊さ」の思いが日常生活の中で
手を合わせる行為となって
体現されているのです。
この感謝の体現が
日本人の習慣化されたものなのです。
手を合わせることは
西洋も東洋も宗教、宗派すべて関係なく
日々の心の安堵でも大切な事かも知れません。
ぜひあなたも 日々に感謝、周囲に感謝
そして試練にも感謝して
心を落ち着かせてはいかがでしょうか?
私も毎日 ご先祖様に手を合わせています(合掌)
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