新型コロナウイルス感染症の拡大で

この春夏は歯科医院の受診を控える

動きが広がりましたが

その影響で「コロナむし歯」が増加したという

話あなたは信じますか?

 

全国の歯科医院でも、

来院する患者さんが激減しており

急性症状で駆け込む人も

多いと言われています。

 

これを「コロナむし歯」になってしまったと

報道でいわれているのですね。

 

しかし、私は

コロナでむし歯が増えたとは思えないのです。

急性症状で駆け込む人の場合は

コロナが流行る前からむし歯になっていて

いつ急性症状が起きても

不思議なことではなく

コロナとは関係ない気がします。

 

一番問題なのは

もともとあったむし歯を

コロナで放置した結果

「急性化したということ」なので

コロナが流行らなくても放置すれば

いつかは急性化するのですね。

 

簡単にいうと口腔ケアを

きちんとしている人には

むし歯が急に増えたとか、

急性症状がでたとか

あんまり関係ないのです。

 

歯科検診はむし歯が出来たか

歯周病になっていないか

他に病気になっていないか判断するだけで

この数ヶ月では大きい変化はありません。

 

ただし、悪性の何科があればそれは別ですが

コロナとは全く関係ありません。

 

ただ、コロナによるステイホームで

1日中口にものを入れている事が多いと

「コロナむし歯」といわざるを得ません。

 

ようは生活習慣の乱れが原因で、

きちんと生活していて

「コロナむし歯」に

なる事は考えられないのです。

 

現に先日中学校の歯科検診がありましたが

生徒の口腔内は綺麗で

むし歯も全く増えていません。

 

むしろコロナでいろいろ制限されてから

「むし歯がへった?」

と思う位でした。

 

生活習慣の変化で食事が規則正しくなった分

問題はストレスが蓄積していることで

歯周病は確実に増えています。

 

在宅で仕事をすることによって

人とのコミュニケーションが取れないことが

いかに人の生活を乱すのかよく分かります。

人とのコミュニケーションをとることは

とても大切な事なんですね。

 

まだ、まだ正常な生活に戻るまで

時間がかかりそうです。

 

焦ることはありません。

 

少し落ち着いたら

「検診でもしよう!」という気持ちで

「行かなくてはならない」等と義務感を持たず

気楽にストレスをためないようにすることが

大切です。

 

ストレスと闘いがまだまだ続きそうですが

明日の未来を信じて

コロナに打ち勝ちましょう。