岡谷市では毎年、

2月の上旬に小井川だるま堂で

だるま祭りが開催されます。

 

日本で古くから縁起物として

親しまれている “ だるま ” ですが、

どうして 手足がなくて、

赤くて、目がないのか

あなたは知っていますか?

 

この “ だるま ” のモデルは

禅宗(仏教の1つ)の

お坊さんの達磨(だるま)大師から

由来しています。

 

この達磨大師は、 9年間、

壁に向かって座禅を組んで

ついには手足が腐ってしまいました。

 

ですが、その後見事に「悟り」を開き、

願いを叶えたことから

手足のないだるま人形の原型となり、

祈願成就の象徴となったのです。

 

だるま人形が赤いのは 火や血の色である

「赤」を身に付けると

様々な病、災いを防ぐという

「魔除け効果がある」と

古くから日本では考えられてきました。

 

また、江戸時代中期前まではだるま人形に

目をいれて売られていたのですが、

当時、天然痘という病気で

沢山の子供達が失明した事がきっかけで

「目なしだるま」が売られました。

 

当時は天然痘を避けるおまじないの意味で

だるま人形に目を入れたのですが、

この行為が、「縁起が良い」と言われ、

目なしだるまが 広く伝わったと言われています。

 

縁起物としてなんとなく

飾っておくだけのだるま人形も

さまざまな意味が込められている

ということを知ると

祈願成就の象徴になるのも納得ですよね。

 

こんなことを考えながら 眺めると、

だるま人形から

「頑張れ!頑張れ! 頑張れば必ず願いは叶う!」

と言われているような気がします。

 

そういえば、 だるまも赤だけではなく、

随分カラフルになりましたよね。

 

一部ではありますがご紹介します。

赤 ー 家内安全、開運吉祥

黄 ー 金運・幸運UP、夢の実現

緑 ー 身体健勝、才能開花

 

ただ、これらがあくまで

「縁起がいい」にすぎないということを

念頭に置くことは大切です。

 

自分が頑張るからこそ

願いが叶うのだということを

忘れないようにしたいですね (^_^)

 

昨年、私は大きな病をして

入院生活をしました。

 

今年は健康を祈願して

だるま祭りに行ってこようかと思います。