当日の気温30℃天候は晴れ
いつもながら海風に煽られて湿気が強い。
マニラから東へバスで約1時間で到着。
例年よりも30分ほど早く奉仕活動をスタートさせました。
室内は暗く、ヘッドライトがたよりでエアコンがなく、
扇風機一台だけで、まるで暖房が効いているような蒸し風呂状態で
体力の消耗が簡単に予測できます。
まず、私たちの任務は出来るだけ多くの患者さんを診ることと
ライオンズクラブのメンバーの皆さんを
出来るだけ危険にさらさず治療を進める事でした。
痛みのある歯の治療はひたすら抜歯で
明日へ続く歯を保存する治療は
いまだにフィリピンではかなり少ない状況です。
当日も一人で何本も抜歯を希望する患者さんが多く、
一人にかかる時間もかなり多くなり
しかも丁寧な抜歯を心がけなければならず
その困難と真価を問われるミッションでした。
若い先生は経験も少なく抜歯にも時間がかかったり
なかなか麻酔も効かなかったりと悪銭苦闘し、
時間がかかる分、休憩時間を返上し、昼休みを削って果敢に挑戦していたのです。
そんな中、通訳も歯科衛生士も無理な姿勢で立ちっぱなし、
介護しっぱなしで彼らと同じ時間を共有していました。
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